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目を見張る一着 その②

将棋関連

次の一手は25桂!です。25歩に悪手の烙印を押しにいった手で、本局の命運を託しました。仮に25歩に変えて他の手ならば、こちらも銀冠に組んで穏やかな展開になるところでした。相手の方も、心中穏やかではなかったはずです。以下、同桂に26歩。このまま桂馬を無事取りきれれば、玉頭の制空権は逆転します。しかし、ここで45歩が鋭い一着。以下、同歩、79角、48飛車、24角成と進みました。玉頭の厚みVS4筋の勢力。果たしてどちらに軍配が上がるのでしょうか。

 

ここから25歩、同馬、37金、24桂と進みました。ここまでが一連の読み筋で、27銀で受かるはずが、それには26歩が一歩千金の手筋でどちらで取っても36桂馬が実現してしびれです。かといって、47銀は45歩~48飛車の構想が全て破綻するので指しきれませんでした。

24桂に誤算を認めつつ、放った55角がさらにまずく形勢が悪化しました。以下、33金寄、同角成、同金、26金打ちと勝負にいったものの、同馬、25歩ならこちらがしびれでした。

 

本譜は26金に対して、後手が誤ったためここから二転三転の末勝ちになりました。

 

対局中は無言なのですが、「濃密な対話」を交わしたようで、勝敗以上に充実感がありました。