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「くそつまんねーブログだな」②

あいつには、ブログを開設したことは真っ先に伝えてある。にもかかわらず、だ。何も反応がないのはどういうわけか。

「ブログ読んでる?お前から反応がなくて、残念でたまらないよ」

「あー、見たよ」

なんだ、ちゃんと読んでるんじゃねーか!私は腹の中で毒づきながら指を速める。

「で、どうよ?まあ、無難なことしか書いてないからなー」

「全くだよ、反応しようがない」

反応しようがないっておいおい…さらに毒舌は加速してゆく。

「そもそも、あんな無難なことばっかり書いて心に響くか?くそつまんねーブログだな」

脳内にくそつまんねーがこだまする。つまんねーの上にくそがつくのかよ。

「確かに自分でも無難すぎて、文章が躍動してないとは思ってたよ」

「よくわかってんじゃん。逆にこんなつまんねーブログ書けるんだって感心したよ」

私がガラスのハートの持ち主だと分かっていて、この言い回し。砕いてもすぐ修復するのも折り込みずみというわけか。

そして、次の一言がとどめになった。

「お前がやりたかったのはこんなことじゃないだろう?ネットに伝説を残してくれ!」

なんていいこと言うんだ…そう思った瞬間、「黒歴史と言う名の伝説をなw」

 

あいつの愉快そうな笑顔が脳裏に浮かんでは消えた。そうなのだ。こんなのは本当に誰でもかける。自分自身の経験を、自分だけの熱い言葉で語る。そうだ!これだ!

持つべきものは毒舌の友人。私はそうひとりごちて、さっそく次の文章を作り始めた。