雁木戦法の復権③~実戦編~


f:id:tenkaichibigbo:20170606230215j:image

再掲。図は▲25歩まで

以下の手順

△65歩▲同歩△同桂▲22角成△同玉▲66歩


f:id:tenkaichibigbo:20170606231725j:image

 将棋クエストのヒント機能を頼りに振り返ってみよう。このヒントは思考エンジンに技巧を搭載とのこと。無料でこのクオリティーは本当に素晴らしい。

ちなみに△65歩と突いた局面は後手が+225との表示。私自身も互角と感じていた。

取り込まれてはしびれるので▲同歩に対して、またしてもノータイムで△同桂!!これにはビックリして飛び上がった。7、8、9筋のどれも突き捨てずに単騎の桂馬跳ねとは。

これで潰されては15年振りに再開した雁木問屋はあっさり店じまいである。

以下、▲22角成△同玉。このやり取りはこちらにプラス。それはなぜか。

振り飛車の美濃囲いを思い出してほしい。

相振りの美濃囲いは、28玉と入城するよりも39のままの方が当たりを避けて良いことがよくある。

今回の場合、26桂馬と打たれる傷ができることや、後程出てくるが、77角が王手になること。そして、25の歩に近づいたことで 当たりがきつくなっている。

どうやら、最強の楯に傷をつけることには成功したようだ。

 そして、私は少ない持ち時間から少考して▲66歩と打った。この手はまたしても仕掛けを否定している。あなたの桂馬をただで取りますよ、仕掛けは無理だったんじゃないんですか?と言ってプレッシャーをかけているのだ。

当然、後手は桂馬をただで取られてはたまらない。猛攻を仕掛けてくるのは目に見えている。負ければ敗着にもなりかねない本局の命運を託した1手だ。

そして、ここから後手の猛攻が始まる。

果たして、新生雁木の応手やいかに。

続く