1月28日に行われた「第48回村山市長杯争奪新春将棋大会」は約4年ぶりの大会参加でした。
村山市長杯からあっという間に1週間が過ぎ、「第26回北部将棋大会」当日を迎えました。フットワーク軽めで今大会もA級にエントリーです。
今大会の概要は下記の通りです。
- 参加費は500円(昼食は各自)
- 持ち時間は各35分切れ負け
- スイス式5回戦
会場から歩いて2分の所にコンビニがあるので便利でした。昼食の他に、ハイカカオチョコレート、ナッツ、カロリーメイトを購入して準備完了です。
ただし、駐車場は縦列で満車状態のため、車が穴熊状態でした……(笑)
参加賞はティッシュペーパーです。
会場では、飴やみかん、お茶が無料でふるまわれていました。
盤と駒は木製とプラスチック製の両方が使われていました。最近では比較的珍しいアナログ時計もちらほら。
今大会の賞品授与は準優勝までですが、優勝者には賞状などの他に商品券が贈られます。
それでは1回戦からポイントになった局面を簡単に振り返ります。
1回戦 対A氏
私の先手ノーマル雁木に後手も雁木+右四間で対抗。
仕掛けるタイミングが難しく、先手番としては不本意ながら千日手を選びました。千日手は残り時間で指し直しです。
今度は後手番でノーマル四間飛車を採用しました。先手の構えは独特の形です。8筋で桂交換が行われ、先手が飛車を29に戻したところです。
ここで、後手に軽い動きがあります。
▲29飛以下は、△55歩▲同歩△63桂
手筋の桂が打てて後手が主導権を握りました。先手は有効な桂の使い道がありません。先手陣の玉頭を攻めているので、後手が勝ちやすい展開になりました。白星スタートです。
2回戦 対O氏
O氏の三間飛車に力戦調で対抗して下記の局面を迎えました。詰めろで迫られていますが、軽い玉捌きがあります。
▲85桂以下は、▲57玉△77桂成▲46玉
77の銀を助けるために67玉のまま頑張るのは危険です。ここはあっさり銀を犠牲にするのが明快です。先手玉が中段に浮かんでいた金銀に囲われて安全になり、読みやすい形になりました。連勝で昼食休憩です。
4回戦 対K君
K君の先手中飛車に一直線穴熊で対抗しました。後手の飛車が銀と押さえ込まれそうですが、切り返しがあります。
△61飛が好手。地味ですが、先手の対応が難しい形です。後手にとっては、飛車と角を交換する見通しがたったことが大きかったですね。
△61飛車以下は、▲72歩成△66飛車▲同飛△55角▲61飛成△46歩▲57金△99角成
この後は穴熊の堅さを活かして押し切りました。
5回戦 VS M君
先週の村山市長杯に続いての対局です。前回と同じノーマル四間飛車対エルモ急戦になりました。今、先手が2筋の歩を交換したところです。ここで局面をリードするために角を手放しました。
▲28飛以下は、△65角▲58金△76角
先手は37の銀の活用が悩ましいところで、こうなる前に工夫が必要だったかもしれません。
この後は87の地点を目標にしながら、細かくポイントを稼いで勝ちやすい形になりました。
3回戦の対局は激戦だったため、次回紹介します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。