回り道~3度の飯より将棋が好き♪~

将棋のエッセイや戦術、私の日常について綴っています。

"であい 林覚乗住職"

竜王戦県大会の2日前に知人の方にCDを貸していただき、感動してずっと泣きっぱなし。

1時間近くありますが、林住職の語り口がとても面白くてあっという間です。

本当に大切なものは何か?を考えるきっかけになるはずです。私はいろいろ感じる部分がありました。

とてもオススメです。

 

 

 


であい 林覚乗 - YouTube

竜王戦県大会

 大会開始15分前。県連のI氏からの着信に慌てる。1番近くにいたはずなのに、なぜか最後に登場。前泊していた事を告げると一同唖然。寝坊しないためと苦しい言い訳で切り抜ける。O君に「たけださんていつも同じ服ですねー」と、さらっと毒をはかれる。「験かついでんだよ( ̄▽ ̄;)」といなしたものの…本当はあんまり服もってません笑

それにしても名旅館「滝の湯ホテル」の夕飯は絶品だった。一部を紹介。


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すき焼きに…


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お刺身に…
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混ぜご飯とお吸い物に…
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デザートはフルーツ!

この他にも芋煮と、玉こんにゃく等をモグモグ。満腹、満腹ε- (´ー`*)

満腹になった所で温泉へ。アトピーがある私だが、滝の湯の温泉は肌に優しいようだ。

風呂上がり、大盤で研究。


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通行人の子供が、「あ!将棋やってる!」と

物珍しげに見ていく。

部屋に戻ってから再び明日出現しそうな形を研究。


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うーん、わからん( ̄▽ ̄;)

互角、互角!と勝手に結論を出して、あっさり盤と駒を片付けてしたことは…お茶を飲んで一服笑

完全にまったりモードで将棋を考える気が起きない。

「なるようにしかなんねーわ。まげっどぎはまげるんだ(負ける時は負けるんだ)」

全く我ながら呆れる。お前には闘志というものがないのか…

結局、将棋よりお茶を飲んでる時間の方がはるかに長かった笑 0時就寝。一瞬で眠りに落ちた。

翌朝6時起床。朝食は7時からなので、詰め将棋と将棋クエストを1局。5手詰めが見えずに敗戦。「良いクスリになった。まー本番は大丈夫だべー」

頭のネジがどこか外れているようだ。

 

7時。普段朝食は食べないのだが、バイキング形式のご飯をここぞとばかりにたらふく堪能。

またしてもお茶を飲みながらまったり。完全に一旅行者である。

そして気づけばあっという間に時間が過ぎて…冒頭のシーンにつながったというわけだ。

いよいよ抽選。一発トーナメントなので、誰と当たっても一緒だと思っていた。相手は若手強豪のS氏に決まった。成長著しい売り出し中のイケメンである。

ルックスで完敗しているので、せめて将棋は勝てたらなぁと呑気な事が頭をもたげてくる。さらに、読売新聞の女性支局長が素敵な方で見とれながら挨拶に聞き入る。だめだこりゃ。

開会式が終わり、トイレへ。席に戻ろうとした時に声がかかった。

「たけだ君」Y氏だった。

「今日の対局で何が大事か分かってるか?」

ん?対局前に何言ってんだ、このおっさんは。自分もおっさんな事は完全に棚上げでる。

そこでピンときた。あれか!

「あせんなよ、でしょ?」

ニヤリとしながらY氏に返答。

「正解!トランキーロ!あせんなよ」

そう言い終えると豪快に高笑い。

しかし、実際の対局は序盤から劣勢で焦りまくる羽目に。


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図は、粘りに粘ってようやくよりが戻りかけた所。▲54香車に△51歩と受けられてさてどうするか。直感は53桂不成だったが、かわされた時が分からず断念。よって本譜は桂馬成でいったのだが、これが不細工な攻め。駒が渋滞している。ここから、不可解な手を連発し、最後は大差負け。S氏の勝ち方は対穴熊におけるお手本のような丁寧な指し回しだった。感想戦は口頭でさらさらと。

驚いた事に負けても「悔しい」という感情が湧いて来なかった。さすがにこれは重症だと思った。病気になってからいよいよおかしくなってしまったらしい。

昼食を食べてあっさり帰宅。

帰り間際に鶴岡のS氏から「帰るの?またパンケーキの写真載せてよ、パァンケーキの」と妙な?励ましを受ける笑

その後は大好きな陸上をテレビで観戦。

 「今日は…負けるべくして負けたな…」

遅まきながら、なんとも言えない複雑な感情が込み上げてきた。

「どれ、将棋すっか…」重い腰を上げて、私は再び将棋盤に向かった。

 

応援してくださった方々、本当にありがとうございましたm(__)m

竜王戦村山地区予選

早朝4時半。

竜王戦、どうすっかなぁ…」4月18日から体調が思わしくなく、布団の中で考えに沈む。どうにもこうにも、全く気分が乗ってこない。とりあえず2度寝して、起きた時の直観に任せるか。私は感覚派人間である。再び布団をかぶったらあっという間に眠りに落ちた。

7時。

竜王戦、どうすっかなぁ…」

直観どころかさらに迷いが深くなってしまった。昔は「迷ったら行け!!」がモットーだったが、最近は迷ったら自重する事が多くなった。散々迷いに迷った挙げ句、あることがきっかけで参加することにした。

 

初戦はA氏。県大会上位常連で、安定感抜群。非常に手厚い棋風が持ち味。人格者で仲間からの信頼もあつい。人間性も将棋も素晴らしい方である。

名人戦の地区予選で千日手の末に負けているので、丁寧に指すことを心がけた。

幸運にも勝利。出足好調。

2回戦はM氏。こちらも県大会上位常連で、独特の「型」を持っており難敵である。いつも苦杯を喫しているので、なんとか一矢報いたいところ。だが、その願いも空しく劣勢のまま最終盤へ。私は最後の勝負手を放ち、M氏の応手を待った。攻めても守っても勝ちそうな、「人間的に難しい」微妙な局面である。

果たしてM氏は攻めの手を選んだのだが…

どうやら誤算があり、なんと文字通り勝ちが転がり込んでくる形となった。

すぐに人垣ができる。あーでもない、こーでもないと20分くらいみんなで突っついた結果、「たけだの負け」

30秒で正着を指す難しさを改めて感じた。

しかし、大会に出るとこうやって仲間と共に感想戦ができる。これはネット将棋にはない最大の醍醐味だ。

強くなりたければ「大会に出る」

これが1番力が蓄積される練習だと思う。

もちろんネット将棋にもたくさん素晴らしい点があるので、併用するのがオススメである。

 

昼食は珍しく食欲が起きずに、半分程残した。本調子には程遠いな、と小さくため息をつく。抽選の結果、後1回勝てば県大会への切符を掴める事になった。

竜王戦が地区予選制度になってから、まだ1度も通過したことがない。

今回は、県大会が名旅館滝の湯ホテルで開催されるのでなんとか勝ちたいと思った。

私はシードで、次の対局まで時間があったので教え子と練習。最近、メキメキと力をつけ今回は代表に食い込む可能性があると思っていたが残念ながら敗退。ただ、本当に紙一重の所だったのでこれを糧にしてほしい。今回は対戦が実現しなかったが、試合でぜひ盤を挟みたいものだ。

 

そして、迎えた代表決定戦。相手は若手有望株のK氏。運も味方につけ勢いがある。

平常心と言い聞かせるが、それとは裏腹に掌にはじっとりと汗が浮かんだ。心臓の鼓動もいくぶん早い。

何回やっても緊張するなぁ…そんな心の声が浮かんできた後、「楽しむ!!」

そう決意して角道を開けた。

激戦の結果…ほんのわずか私の王将の懐が広かった。嬉しいというより、ホッとした感覚。県大会初出場。感想戦を終えてから、じんわりと喜びが込み上げてきた。

「指導も普及もやりがいあるし、楽しいけど…」

 やっぱり将棋は面白いな。一人呟きながら、車に乗り込んだ。

 

県大会は今月20日で、ベスト16からの決勝トーナメント。読者の皆様の声援が大変励みになります。当日は応援よろしくお願いいたしますm(__)m

 

 

 

山大将棋部の快挙

ゴールデンウィークもいよいよ終盤にさしかかってきた金曜日。ビッグニュースが飛び込んできた。


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大将棋部が東北大会を制覇し、富士通杯への代表権を獲得した。吉報に心沸き立つ。

思えば45年ぶりに優勝を決めた昨年。ほぼ半世紀ぶりに扉を開いた選手、仲間達の躍動は素晴らしかった。そして、今年。

 人間将棋の時にエースのH氏と話す機会があり、その時は大変な勝負になると話していた。だが、大車輪の活躍で彼はチームを牽引したようだ。見事な連覇達成となった。

選手達の活躍に加え、サポートや仲間の応援も相乗効果を発揮したのだろう。素晴らしきかな、山大のチームワーク。

富士通杯でも大活躍を祈念。

本当におめでとうございます!

 

 

 

 

 

天童人間将棋

2日間に亘って開催された人間将棋が大盛況のうちに閉幕。今回、改めてたくさんの人達のおかげでイベントが成り立っていることを実感しました。一人一人の力は、ものすごく大きく有難いです。両日共に真夏のような暑さでしたが、盤上ではそれ以上の熱戦が繰り広げられました。素晴らしい将棋と解説で魅せてくださったプロの先生方に心から感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。また、加藤一二三先生の人気と存在感は圧巻でした。ファンの方々の嬉しそうな笑顔が印象に残っています。

天童将棋交流室に飾ってあるプロの先生方の直筆色紙です。


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個人的には裏方としてサポートしながら、いろいろな出会いや素晴らしい才能を持った子供達と対局できてとても幸せでした。

 桜は遅く咲いても、その美しさは変わらない。
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夜桜を見ながら、自分は本当に将棋が好きなんだなぁと。そして、将棋の魅力をこれからもずっと伝えていこうと思いました。
桜の下でぜひ、また来年お会いしましょう。 

本当にありがとうございました。

2年

今日で熊本地震本震から2年。14日の前震では、熊本県大分県に甚大な被害をもたらした。犠牲者の方々に慎んで哀悼の意を表します。

今なお仮設住宅で生活されている方が3万8112人もいる事に心が痛む。

どうかお元気で、幸せな時間が戻りますように。

 

東日本支部名人戦・対抗戦・シニア名人戦「快挙と奮闘」

熱い2日間が様々な余韻と共に閉幕した。
今回、N君のお父さんが速報してくれたおかげで
大いに楽しみ、泣き、選手と共に感情を共有できた。本当にありがとうございました。

まずはシニア名人戦でU氏が見事な準優勝。
本当にものすごい出来事で、感動した。
U氏の快挙には、県内外の将棋ファンが興奮と喜びに浸ったと思う。師匠の快挙に教え子達の喜びもひとしおだろう。U氏は将棋の強さもさることながら、その人柄が素晴らしい。一言で言えば「あったかい」のだ。それゆえ、多くの方から慕われている。今回の快挙の裏には、U氏の実力に加えて、たくさんの応援の力も働いたと思う。
そんなU氏だが、ひとたび盤に向かえばその表情は一変する。納得いくまでこんこんと読み耽る姿は、求道者そのものだ。
忘れられない思い出がある。
U氏と県竜王戦で当たった時の事だ。確か、勝った方がベスト8に進出する1番だったと思う。
終盤の入り口でその出来事は起こった。
U氏が「負けるものか、負けるものか」と2度呟いたのだ。驚いて、私は顔をあげたが、恐らくは無意識だったのだろう。そこには一心不乱に最善を求める求道者の姿があった。
そこから大激戦が展開されたが、先に落城したのは私の振り飛車穴熊だった。
投了直後、深いため息と共に安堵の表情を浮かべた姿が忘れられない。
また対局できる日がとても楽しみだ。
本当におめでとうございます。

個人、団体は惜しくも後一歩届かず。
天童Aチームは、敗れた2チームが共にベスト4以上に残り紙一重の勝負だった。
三回戦は祈るような心境で速報を待ち念力を送ったが、願いは届かなかった。無念…ただひたすらに無念。全力で将棋と向き合っているのを知っているだけに、尚更悔しかった。
「ここで消えるとは…」思わずスマホ片手に天に向かって呟いた。勝たせてあげたかった、本当に…しかし、敗戦はいつだってよき教師だ。捲土重来、次こそは。
そんな中、Y君がくぼさんを破る殊勲。全国トップクラスの彼に勝った事は大きな自信になったと思う。これを機にぜひ大きく飛躍してほしい。
そのくぼさんは、敗戦から立て直して見事に予選突破。惜しくもベスト16で敗れたが、存在感を発揮した。私はくぼさんが全国制覇を成し遂げる事を信じて、これからも応援し続ける。

選手の皆様、保護者、関係者の皆様本当にお疲れ様でした。